「チキン」の「社畜」による「自由」のためのブログ

とある普通のリーマンが社会的な独立または転職を目指す奮闘記。

第2章 終わりのない悪夢

今回の章から、つんく♂さんと奥さんの二人三脚での治療生活が始まります。

 

まずは治療法を探すことから始まる訳ですが、突然の宣告という事もあって当初はつんく♂さんも治療や病気のことは、あまり考えることが出来なかったそうです。

どちらかというと治療法については、奥さんの方が知り合いに聞いて回ったり、調べ物をしたりして、熱心に勉強して支えてくれていたそうです。

そして様々な病院で説明を受けて、最終的に「トモセラピー」と呼ばれる放射線医療を受けることに決めたそうですが、やはりそんな中でもつんく♂さんの中では、これまでの事を後悔することばかりが頭をよぎったと書いています。

あの時、ああやってればよかったな。

あの時、民間療法なんかに手を出したからだ。

やめたとはいえ、結構吸ってたタバコのせいやな。

強くもないのに酒飲んでたからちゃうか。

はあ……考えても仕方ないけれど、落ち込む。

 

 検査や手術を受ければ仕事の予定を止めてしまうため、それによって仕事がなくなってしまうという怖さから、病気の宣告を受けてからもなかなか治療に方向転換できない葛藤もあったようです。

たかが三週間声を出さなければいいだけなのに、ただそれだけのことがどうしても出来なかった。

 この一文は、自分も社会人の一人として色々と考えさせられました。

 

確かに仕事と命を天秤にかければ命の方が大事なのは当然ですが、現実は中々そう簡単にはいかないものです。

ましてや、つんく♂さんのような社長(つんく♂さんはエンターテインメント会社の代表取締役社長を務めている)の身ともなれば、自分の家族はもちろん多くの社員やその家族の生活を背負っている訳で、きれいな建前を掲げて仕事をキャンセルして仕事がなくなったら、大変なことになるのも事実なのであって。

僕の肩には、僕自身の家族だけでなく、TNX(経営するエンターテインメント会社の名前)の社員四十数名とその家族の生活もかかっている。休んでなんていられない。そんな気持ちだった。

 

仕事とは、癌の治療と並行させてまでもやるべきものなのか。

人の人生における仕事の位置づけを、改めて考えさせられますね。